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除外キーワードはどんな時に必要?Google広告で活用する際の効果的な選び方や注意点などを解説

みなさん、こんにちは!

大阪のWebマーケティング会社モンゴロイドのデジマくんです。

今回は、Google広告の運用において、重要な除外キーワードの活用方法についてわかりやすく説明していきます。

除外キーワードの使い方を理解することで、成果に繋がりにくいキーワードの広告出稿を抑え、成果に繋がりやすいキーワードへ効率的に予算を投資することができます。

この機会に是非マスターしておきましょう!

除外キーワードとは?

検索連動広告において、意図しない検索キーワードで広告を表示させないための機能が、除外キーワードです。

例えば、小学生向けの塾の集客で「小学生 塾」の部分一致で登録したとすると「小学生 塾」のキーワードで広告が表示されますが、「中学生 塾」でも広告が表示されます。

小学生のキーワードだけに広告を表示させたい場合、「中学生」を除外キーワードとして登録することで、広告を表示させないことができます。

除外キーワードの種類

検索連動広告でキーワードを設定する際、フレーズ一致などのマッチタイプが設定できますが、除外キーワードを登録する際にも、同様にマッチタイプを設定することが可能です。

除外キーワードで設定できるマッチタイプは次のとおりです。

  • フレーズ一致
  • 部分一致
  • 完全一致

マッチタイプによってどのような違いがあるのでしょうか?
「バスケ シューズ」をそれぞれのマッチタイプで除外キーワードとして登録した場合の比較を見てみましょう。

除外キーワードマッチタイプ比較

※○は広告が表示される、×は広告は表示されない

キーワード 部分一致
バスケ シューズ
フレーズ一致
“バスケ シューズ”
完全一致
[バスケ シューズ]
赤い シューズ
バスケの靴
赤い バスケ シューズ × ×
シューズ バスケ ×
バスケ シューズ × × ×

このようにそれぞれのマッチタイプを理解して、除外キーワードの設定する必要があります。

除外キーワードが必要な理由

では、除外キーワードの設定が必要となっているのはなぜなのでしょうか?

設定が必要な理由は次の3つです。

理由1:無駄な広告費を削減するため

Googleの検索エンジンは、PCやスマホでキーワードで検索する人もいれば、音声で検索する人もいるので、いろいろな造語や新しいキーワードが生まれています。

そのため、検索連動広告を使っていると関連性が薄いキーワードで広告が表示されてしまうことがあり、結果として広告の成果が上がらない広告運用になっていることがあるのです。

除外キーワードを設定すると、意図しない検索キーワードで広告が表示されるのを防ぎ、無駄な広告費を削減する事ができます。

理由2:類似しているキーワードで広告が表示されないようにするため

キーワードのマッチタイプを部分一致として登録する際、広告が表示するキーワードが増えますが、検索語句の中では効果の薄いキーワードで広告が表示される場合があります。

例えば、バスケシューズを販売している場合、テニスシューズやサッカーシューズを探しているユーザーに広告が表示されても、購買につながらない可能性が高いので、除外キーワードとして設定するほうが良いです。

理由3:競合名で広告が表示されないようにするため

検索連動広告でキーワードを登録して運用を行うと、競合の会社名やサービス名で広告が表示される場合があります。

競合名でも広告を表示させたい方もいると思いますが、相手方から競合名で表示される広告を取り下げてほしいという連絡があった場合、登録しているキーワードを停止すると、機会損失になってしまいます。

この場合は、競合名を除外キーワードとして登録することで、広告が表示されなくなります。

除外キーワードの効果的な選び方

除外キーワードの効果的な選び方や確認する方法を紹介します。

除外キーワードを選ぶ基準としては以下の項目があります。

  • 関連性のないキーワードや、コンバージョンにつながらないキーワード(とは、意味、画像、英語など)
  • 競合の会社名やサービス名のキーワード
  • 実店舗がないエリアのキーワード
  • 検索語句でクリック率が極端に低いキーワード
  • クリック率は高いが、コンバージョンにつながっていないキーワード

ただし、実際にはコンバージョンするキーワードもあるので、ある程度運用してから効果がないものを除外キーワードを設定すると良いでしょう。

除外キーワードの設定方法

ここからは、除外キーワードを管理画面で設定する方法や除外キーワードリストの活用方法についてご紹介します。

1.検索語句から実際に表示されたキーワードを確認する

除外キーワードを設定するには、実際に広告が表示されたキーワードを確認する必要があります。

Google広告にログイン後、「キーワード」→「検索語句」を選択すると、実際に表示されたキーワードを確認することができます。

キーワードを登録したばかりや、期間が短いと表示されない場合があるので、注意してください。

2.除外キーワードを追加する

検索語句の一覧から除外キーワードとして登録したいキーワードにチェックを入れて、「除外キーワードとして追加」をクリックしてください。

3.除外キーワードの設定する広告グループ・キャンペーンを選択する

そうすると、除外キーワードの登録画面になります。

除外キーワードを広告グループ・キャンペーン・除外キーワードリストのどれに設定するかを選択してください。

そして、除外キーワードとして登録するキーワードのマッチタイプを確認してください。

マッチタイプはキーワードに記号を追加することで変更できます。

マッチタイプ 表記の仕方
部分一致 キーワード(キーワードのみ)
フレーズ一致 “キーワード”(””でキーワードを囲む)
完全一致 [キーワード]([]でキーワードを囲む)

マッチタイプの設定をしたあと、保存すると除外キーワードとして保存されます。

除外キーワードリストの活用方法

除外キーワードリストはどのように使えばよいのでしょうか。

除外キーワードを新規キャンペーンを作成するたびに設定している場合、除外キーワードリストを登録しておくと、キャンペーン単位で除外キーワードを簡単に設定することができます。

1.「除外キーワードリスト」を作成する

除外キーワードリストの設定方法は、先程紹介した除外キーワードの登録の際、「除外キーワードリスト」を選択してください。

そうすると、除外キーワードが設定されると同時に、除外キーワードリストが作成されます。

除外キーワードリストの確認をするときは、「ツールと管理」→「除外キーワードリスト」をクリックすると登録している除外キーワードリストを確認することができます。

リストには、登録している除外キーワード数や適用しているキャンペーン数が表示されます。

リスト名をクリックすると除外キーワードとして登録しているキーワードや適用しているキャンペーンを確認することができます。

リストに除外キーワードを登録する際は、「+ボタン」をクリックすると登録することができます。

2.「除外キーワードリスト」を適応するキャンペーンを設定する

適用するキャンペーンを増やす場合は、下にスクロールして「キャンペーンに適用」をクリックしてください。

登録しているキャンペーンが表示されるので、除外キーワードリストを設定するキャンペーンを選択してください。

そうすると、除外キーワードリストが適用されます。

除外キーワードリストを設定すると、リストごとの除外キーワードの設定が簡単にでき、キャンペーンごとにしなくても良くなるので、運用が楽になります。

除外キーワードを登録する際の9個の注意点

除外キーワードを登録する際の注意点を9個紹介します。
一つひとつ重要なものなので、確認しておきましょう。

1.情報収集型の検索語句を除外する

情報収集型の検索語句とは、「とは」「意味」「画像」「英語」などキーワードの意味を調べるための検索語句です。

一般的には、情報収集型のキーワードの広告効果は低い傾向にあるため、除外キーワードとして登録する必要があります。

ただ、場合によってはコンバージョンする可能性もあるため、ある程度の期間運用をしてから、除外キーワードの登録をおすすめします。

2.除外キーワードを設定しても広告が表示されることがある

特殊なケースですが、Googleでは17語以上のキーワードで検索された場合、除外キーワードとして登録しているのに、広告が表示される場合があります。

これは、Google広告の仕様であると、ヘルプにも記載されています。

17語以上から成るフレーズを検索しているユーザーが、17番目以降の語に除外キーワードと同じ語句を使用した場合も、広告が表示される可能性があります。

参考:除外キーワードについて – Google 広告 ヘルプ

3.GDNでも除外キーワードを登録することができる

除外キーワードはGDN(ディスプレイネットワーク)でも登録することができます。

GDNに除外キーワードを登録すると、除外キーワードに関連するコンテンツページで広告が表示されなくなる可能性があります。

コンテンツターゲティングやプレースメントターゲットなど、広告配信を制限するには良いかもしれませんが、リマーケティングなどユーザーの行動履歴に基づくキャンペーンで設定した際は、機会損失になる可能性があるので、注意して設定する必要があります。

4.表記ゆれは一つずつ登録する

除外キーワードを登録する際、表記ゆれの検索語句で広告が表示されます。

例えば、「猫 グッズ」を除外キーワードとして登録した場合、「ねこ グッズ」の検索語句では広告が表示されます。そのため「ねこ グッズ」も除外キーワードとして登録する必要があります。

5.単語を1つだけで登録しない

除外キーワードのマッチタイプを部分一致かフレーズ一致で登録する際、1単語だけで登録してしまうと、広告が表示されない範囲が広がってしまいます。

例えば、「バイト」を部分一致の除外キーワードとして登録した際、「アルバイト」の検索語句でも広告が表示されなくなります。

なので、除外キーワードを部分一致やフレーズ一致で登録する際は、2単語以上をおすすめします。

6.キーワードと検索語句は別もの

リスティング広告運用していると、キーワードと検索語句を混同しがちですが、別のものです。

項目 詳細
キーワード Google広告の管理画面に登録しているキーワード
検索語句 ユーザーが実際に検索したキーワード

除外キーワードの設定をする場合は、検索語句から選択してください。

7.除外キーワードの登録には上限がある

キーワードの登録数の上限があることと同様に、除外キーワードの登録も上限があります。

項目 詳細
登録する箇所 上限数
キャンペーン 10,000個まで
除外キーワードリスト 1つのリストに付き5,000個まで
キャンペーンに設定できる除外キーワードリスト 1つのキャンペーンに付き20個
GDNと動画キャンペーン 5,000個まで

参照:Google 広告で設定できる項目の上限数について-Google広告ヘルプ

8.登録できない文字がある

記号や機種依存文字、絵文字など、検索語句として検索されていても除外キーワードとして登録できない場合があります。
登録できないときは、他の検索語句を登録して対応をしてください。

特定の記号「, ! @ % ^ () = {} ; ~ ` ? \ |.」を含むキーワードの登録はエラーとなります。

例えば、「」と検索語句にある場合は、キーワードを部分一致またはフレーズ一致で登録すると良いでしょう。

9.広告の表示回数は減少する

除外キーワードは効果が見込めないキーワードの登録をするということになるため、無駄な広告費の削減になりますが、広告の表示回数が減少します。

場合によっては、機会損失になる可能性もあるため、除外キーワードを登録する際は、十分に検証してから登録したほうが良いでしょう。

まとめ

今回は、除外キーワードについて、考え方や効果的な設定方法、登録する際の注意点について紹介しました。

除外キーワードを設定する際はマッチタイプを意識して登録することを心がけてください。

除外キーワードを登録することは、広告の表示回数を抑えることにつながるため、余分なコストをカットできるメリットがありますが、使い方によっては機会損失になる可能性もあります。

今回ご紹介した内容を踏まえて、除外キーワードを活用していただけると嬉しいです!

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