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【完全攻略】Googleで出稿できるレスポンシブ検索広告とは?使い方やメリット、効果を出すポイントまで徹底解説

みなさん、こんにちは!

大阪のWebマーケティング会社モンゴロイドのデジマくんです。

検索広告の運用をおこなう上で「広告」は成果に大きく影響する要素の1つですよね。

その中でもGoogleの検索広告には「拡張テキスト広告」「レスポンシブ検索広告」の2種類があります。

今回は特に設定を推奨されている「レスポンシブ検索広告」について詳しく解説していきたいと思います!

Googleで出稿できるレスポンシブ検索広告とは?

レスポンシブ検索広告とは、Googleで配信できる検索広告の1つです。

RSA(Responsive Search Adsの略)とも言います。

レスポンシブ検索広告を使うことで、予め設定した複数のアセットの中から最大で3つの広告見出しと2つの説明文が選択され、色々な組み合わせや順番で広告を表示できます。

また、機械学習により各ユーザーに対して関連性の高い広告を表示することが可能です。

レスポンシブ検索広告を利用するメリット

メリット1:デバイスの幅に合った広告文を表示できる

レスポンシブ検索広告では、広告見出しと説明文の組み合わせのパターンが、ユーザーが使うデバイスの画面の大きさに応じて最適化されます。

例えば、画面が小さいスマートフォンの場合には、広告見出しは2個、説明文は1個といった具合に広告文が表示されます。

デバイスの幅が狭い場合は、文字数の少ない広告文を。
幅が広い場合は、あえて文字数の多い広告文を自動で出し分けするため、テキスト広告のスペースを有効活用できます。

メリット2:検索語句と関連性が高い、広告見出しと説明文を自動的に組み合わせ

登録した語句の中から、検索語句と関連性の高い広告見出しと説明文を自動で組み合わせて配信できます。

この機能により、1つの広告で多様なニーズの検索語句に対応することが可能です。

例えばビッグキーワードのように、多様なユーザーニーズを含むキーワードについても、見出し・説明文を登録しておけばその中から最適な組み合わせであらゆるニーズに向けて配信することができます。

メリット3:既存のテキスト広告よりもオークションの機会を増えるのでCTR・CV数の増加が見込める

複数の広告見出しと説明文を登録しておくことで、検索語句との関連性を高めることができます。
これにより、オークションの入札機会が増加するため、より多くの見込み客に対してアプローチが可能です。

インプレッション数が増加するので、CTRやCVのさらなる増加が期待できます。

レスポンシブ検索広告を利用するデメリット

デメリット1:分析しにくい

通常の広告は、入稿する広告に対して明確な目的をもって作成します。

なぜなら、その広告を通して売れた時に何が良かったのか?そして売れない時に何が悪かったのか?について分析・把握して改善していくことが重要だからです。

レスポンシブ広告は最終的に一番最適な組み合わせは分かりますが、表示した組み合わせごとの詳細データは取得できません。
そのため効果を分析しにくいデメリットがあります。

デメリット2:拡張テキスト広告での入稿が必須

Google広告の公式では、現状レスポンシブ広告のみの完全自動化運用を推奨しておりません。
公式では、広告グループ1つに対して「レスポンシブ検索広告を2つ」「拡張テキスト広告を1つ」作成することを推奨しております。

そのため、初期構築段階で設定する場合、二重で設定が必要になるので、工数が増えることになってしまいます。

デメリット3:バリエーション豊富な訴求を考える必要がある

レスポンシブ検索広告の見出しや説明文は、訴求やテーマを変えたパターンを複数用意する必要があります。

同じようなテキストを大量作成するのは良くありません。
訴求のバリエーションを考える手間や時間がかかることもデメリットのひとつです。

デメリット4:効果が出るまでに時間がかかる

レスポンシブ検索広告の効果は機械学習によって計算されるので、効果が出るまでにはある程度の時間が必要です。即効性がある種類の広告ではありません。

そのため、初めて導入する場合は、効果が出るまでの期間も踏まえた上で運用を計画してください。

運用直後は成果にばらつきがあるかもしれませんが、慌てて広告に手を加えたりせずに、1ヶ月前後は様子を見ることが重要です。

レスポンシブ検索広告の仕様について

項目 詳細
最終ページ URL ランディング先の URL設定
パス1、パス2 ・表示 URL の補足として表示されるテキスト
・1つに登録できるテキストは半角15文字(全角7文字)で、2つまで登録可
広告見出し ・広告文の中で一番目立つテキスト

・1つの見出しに登録できるテキスト量は半角30文字(全角15文字)

・「広告見出しを追加」をクリックすると入力欄を増やせるので、最大15個まで登録可能

・検索結果画面では1つの広告に最大3つまでの見出しが表示される

・表示される見出しは検索語句と関連性が高いものを自動で組み合わせ

・見出しの場所は、見出し1、見出し2、見出し3で指定することが可能。

・見出しの場所を指定しない場合は、見出し1、見出し2、見出し3のどの場所にどのテキストが表示されるかはランダムになるため、どの順番でも意味の通るように登録する必要あり

説明文 ・広告文の見出しの下に表示されるテキスト

・1つの説明文に登録できるテキスト量は、半角90文字(全角45文字)

・「説明文を追加」をクリックすると入力欄を増やせるので、最大4個まで登録可

・検索結果画面に表示される際は、1つの広告に最大2つまでの説明文が表示

・説明文の場所は、説明文1、説明文2で指定することが可能。

・説明文の場所を指定しない場合は、説明文1、説明文2のどの場所にどのテキストが表示されるかはランダムになる。

広告の URL オプション ・トラッキングテンプレートの他、スマホ用のURL などを登録可

・設定できる項目は拡張テキスト広告と同様

拡張テキスト広告とレスポンシブ検索広告の違い

レスポンシブ検索広告と拡張テキスト広告との一番の違いは、レスポンシブ検索広告には1つの広告に複数の訴求の見出しや説明文を登録しておけば、 Google広告が機械学習し自動で最適な広告を表示してくれる点です。

拡張テキスト広告では、見出しや説明文の組み合わせや順番を設定すると、その後変更が出来ないため、複数の訴求をしたい場合には複数の広告を作成する必要があります。

しかし、レスポンシブ検索広告では1つの広告のアセット内に多様な訴求を含めることで、複数の広告を入稿することなく最適な広告の配信が可能です。

レスポンシブ検索広告の設定方法について

それでは、ここからは実際にレスポンシブ検索広告の出稿方法について紹介します。

1.Google広告の管理画面から、「広告と広告表示オプション」をクリックします。

ページメニューから「広告と広告表示オプション」をクリックします。

2.広告画面から+ボタンをクリックします。

+ボタンをクリックするとサブメニューが表示されますので「レスポンシブ検索広告」を選択します。

3.編集画面からレスポンシブ検索広告の情報を入力

編集画面左側にあります、「最終ページURL」「表示URLのテキスト」「広告見出し」「説明文」をそれぞれ入力していきます。

編集したら最後の「保存」をクリックしてください。

レスポンシブ検索広告の応用テクニック

応用1:広告見出しは最低8個用意する

広告見出しが多ければ多いほど、検索語句とマッチするパターンが増えていきます。

オークションの機会を増やすためにも、広告見出しは最低でも8個、可能であれば最大の15個を使えるように自社商材の強みを洗い出しておきましょう。

応用2:広告見出しはバリエーション豊富に作成する

複数の広告見出しや説明文を用意しても、それらが同じような意味の言葉ではあまり意味がありません。

狙ったキーワードで広告を表示させたいと思って同じキーワードを複数の広告見出しに入れても、Google側で成果の良い広告見出しを優先的に配信されるため、同じキーワードが入っているその他の広告見出しは、全く配信されない恐れがあります。

そのため、同じキーワードを含める広告見出しは2個程度に留めておき、その他は自社商材を多角的にアピールできるよう変化をつけた語句を入れましょう。

応用3:既存のテキスト広告と同じコンテンツを再利用する

既存の拡張テキスト広告を使っている場合は、その中で成果につながったテキスト広告の広告見出しや説明文を活用してみることも有効です。

新しく作成する必要がなく、既に成果が出ているのである程度の効果が見込めます。

レスポンシブ検索広告で効果を出す3つのポイント

ポイント1:クリック率が高いキーワードを見出しに入れる

広告グループ内で掲載率が高いキーワードのテキストを見出しに入れることも効果的です。

ユーザーが検索した語句との関連性が高まり、広告の効果が出やすくなるからです。

ポイント2:広告の有効性を確認する

レスポンシブ検索広告では広告の有効性という項目が用意されており、広告の効果について確認することができます。

この指標は広告コピーの関連性・数量・多様性などの項目について判定するものです。

広告の有効性にあるフィードバックを参考にすることで、ユーザーに適した広告を配信でき、成果につなげることが容易になります。

ポイント3:ターゲットとなるユーザー属性を絞り込む

訴求する商品やサービスのターゲット層が明確なのであれば、ユーザー属性を絞り込むのも有効です。

若者向けの広告をシニア層にも配信してしまうと、広告費が無駄になってしまいます。

広告を分析した上で、年齢や性別、趣味などを絞り込んでピンポイントで配信すると効果的です。

まとめ

レスポンシブ検索広告の効果とポイントなどについて解説してきました。
時間や工数の節約につながるだけでなく、機械学習により自動で広告を最適化してくれるという利点もお分かりいただけたと思います。

機械学習といえば、Googleは自動入札戦略による運用自動化を推奨しています。

そしてこの運用自動化においては、レスポンシブ検索広告の使用がほぼ必須条件として提示されています。

この機会にGoogleが推奨するように、更なる広告効果改善に向けたレスポンシブ検索広告の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

「自社でGoogle広告を運用しているけれど中々成果に繋がらない…。」「広告専任の運用担当がいない」などでお悩みでしたら是非モンゴロイドにご相談ください。

大阪のWEBマーケティング会社であるモンゴロイドでは、広告運用のプロが多数在籍しています。

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