こんにちは。
以前、LINEの友だち獲得を促進できる「LINE Friends Boost」をご紹介しました。
LINEで友達10万人!? LINE Friends Boost(フレンズブースト)広告の紹介
上記はLINE Ad Platfromとは別プロダクトでしたが、遂にLINE Ad Platfromでも友だち獲得を促進できるプロダクト「LINE Ads Platform CPF」がリリースされました。
今回はこちらをご紹介します。
どんなプロダクト?
通常のLINE Ad Platfrom(以後、LAP)は広告がクリックされた時点で課金される「CPC課金」でした。※動画の場合はCPM課金
今回リリースされたのは「友だち追加された時点で課金」というもので、広告をクリックしても、友だち追加されなければ費用が発生しないという、一種の成果報酬型です。
以下のイメージ図がわかりやすいですね。
出典:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2062
2018年3月現在の配信面はタイムラインのみですが、今後拡張されていくと思われます。
設定方法は?
設定はいたって簡単で、通常の配信とほぼ変わりません。
新規キャンペーンを作成する際に、配信タイプに新たに追加された「CPF AD」を選択するだけです。
ターゲティングの設定も通常の配信と変わらず広告グループで設定できます。
つまり、デモグラフィックの指定やリターゲティングもできるわけです。
さすがLINEです。
ただ気をつけたい点が2点あります。
まず、通常の配信では「ダミーアカウント」でも配信可能でしたが、このCPFを使う場合はしっかり設定されたLINE@アカウントに変更したほうがいいでしょう。
当たり前ですが、ダミーアカウントに友だちが増えても何も意味がありません。
運用可能なLINE@アカウントを作成するようにしましょう。
次に、配信する広告の内容です。
友だち追加課金で配信できるからといって、単に配信しただけでは友だちは増えません。
広告が配信されてきても、ユーザーにとってメリットがなければクリックしないですよね。
ユーザーにとってのメリットとなるインセンティブを広告上で訴求するようにしましょう。
友だちが増えた後は?
こういった新しいプロダクトはすぐにでも試したくなりますが、その前にいくつか考えておきたいことがあります。
それは「友だちを増やして意味があるのか?」「増やした後の運用体制は?」ということです。
友だちを増やして意味があるのか?
1つ目ですが、たとえば、
- LINE@からのCVRがメルマガより高い
- LINE@で告知すると、実店舗の来客数が増える
- LINE@のクーポンがよく使われる
ということであれば、友だちを増やす意味がありそうですね。
だからといって安易に行ってはいけません。
LAPは「広告」ですので、「広告費」がかかります。
友だちは増えたが、広告費で赤字になったとなれば本末転倒です。
開始前に「1人友だちを増やすと、どれくらいの利益が生まれそうか」をシミュレーションしてみましょう。
たとえば一般的なECサイトでしたら、下図のような計算ができそうですよね。
もし開封率などの正確な数値がわからなくても、アタリでいいので作ってみることが大切です。
「この数値ならいけそう」や「明らかに無理」など、作ってみると感覚的な判断ではなく、数値からの判断ができるようになります。
増やした後の運用体制は?
2つ目ですが、友だちが増えても、何もしなければ利益は生まれません。
そのために運用体制を考えておく必要があります。
誰が担当なのか、配信時間・配信頻度はどうするか、クーポン・新商品を告知するのか、分析は何を指標とするのか……など、すべて詳細を詰めることは難しいかもしれませんが、想定するようにしておきましょう。
また担当者を立てられない・担当者のリソースを割けない場合は、チャットボットを活用する・業者に依頼するなどの手もあります。
このように想定しておけば、「友だちが増えたけど、何もできず広告費の無駄使いに終わった……」といった最悪の状況を避けることができますね。
まとめ
LINE Ads Platform CPFはいろいろと活用できそうなプロダクトです。
うまく活用して競合他社と差をつけましょう。