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メイドインジャパン!!国産DSP「Logicad」とは?? 特徴・活用法・他のDSPとはどこが違う??

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はじめまして!
モンゴロイド新入社員の山脇です!

街を見渡せば「メイドインジャパン」を売りにした商品って本当に多いですよね。
日本の技術力や安全性の高さがユーザーに安心感を与えてるのでしょう。
もちろんWeb広告業界にも「メイドインジャパン」がたくさんあります!
本日はその中から、Web広告業界のメイドインジャパン筆頭「Logicad」についてご紹介します。

あの大企業のテクノロジーを利用!?すごいぞ「Logicad」!!

Logicadを開発したのは、日本が世界に誇る技術メーカー「ソニー」です!
ソニーはもともとソネットというプロバイダー事業を展開しています。
そのプロバイダー事業を通して取得した膨大なデータと、ソニーが持つ高い技術力を掛け合わせて作られたのが、国産DSP「Logicad」です!

※DSPってなに?という方はこちらの記事をご覧ください。
DSPってなに?バナー広告の歴史から考えてみる

「Logicad」ってどんな広告?

「Logicad」の最大の特徴は、「CPAにこだわる!」という点です。
それでは、どのようにしてCPAにコミットしているか?詳しくご紹介いたします。

※CPAとは成約1件にかかった広告費のことです。
例:成約が5件で広告費10万円の場合のCPAは2万円です。

膨大なデータを活かした細かいターゲティング

Logicadでは毎月数テラバイトを超える広告配信ログにもとづき、4億人以上のユーザーごとに最適な入札額を推定して配信します。
このビッグデータこそが精度の高い広告配信を可能にしています。

透明性の高い配信面

Logicadはどんなサイトに広告が表示されたかをすべて開示しています。
広告主のブランディングにそぐわないサイトに表示されていた場合、サイト単位で表示を中止することができます。
また最近話題になったアドフラウド対策も行っています。
Momentum株式会社の「Black Heron」を導入するなど、国内でもかなり早いタイミングでアドフラウドの危険性を把握し、対策を講じています。

ほかのDSPとの違い

忘れてはいけないDSPが「Criteo」です。

※Criteoについての詳しい説明はこちらをご覧ください!
これであなたもCriteo通。

Logicadの最大のライバルは確実にCriteoでしょう。
DSPといえば、LogicadとCriteoを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
そんなLogicadとCriteoの違いは、広告配信の調整方法です。

Criteoをはじめ多くのDSPはシステムが広告配信の調整を行っています。
そのため、運用開始当初に多くのインプレッションを出し、ユーザーリストを集め、その中からベストプラクティスを探します。

それに対し、Logicadは人が運用を行います。
人の手による調整が加わるため、運用開始当初に多くのインプレッションを出すこともなく、安定した運用が可能です。
人が調整するというところに日本人の職人魂を感じます。

Logicadの出番はこんな時!!

ではどんな場合にこのLogicadが適しているのでしょうか。
まずは、DSPとGoogleやYahooのアドネットワークとでは何が違うのかを知る必要があります。

最大の違いは入札方式

広告主の多くは、Web広告の掲載場所を獲得するため入札を行い、配信面の取り合いをしています。
Logicadを含むDSPとGoogleやYahooの持つアドネットワークとの最大の違いはこの「入札」という点にあります。

入札システムについては一つ記事ができてしまうくらい複雑なので、詳しくは改めて別の記事にします。
今回は簡単に説明しますが、GoogleやYahooのアドネットワークは「配信場所」に対して入札を行うのに対し、
LogicadをはじめとするDSPは「人(ブラウザ)」に対して入札を行います。
もっと平たく言いますと、アドネットワークはこの「場所」にいくらで広告を表示したい?と聞いてきます。
DSPはこの「人(ブラウザ)」にいくらで広告を表示したい?と聞いてきます。

このように「人(ブラウザ)」を中心に入札を行えるのは、収集している膨大なデータの中に、「人(ブラウザ)」が持つcookieの情報があるからです。
DSPは「人(ブラウザ)」に配信する広告といわれるのはこのためです!!

Logicadはどのタイミングで使うの?

モンゴロイドでは、これから広告を始める方に対して最初からLogicadをご提案することは滅多にありません。

基本的な流れはまずGoogleやYahooといった主要な媒体のリスティング広告や、リターゲティング広告を使用します。
その広告の成果の上限がある程度見込めたときや、いただいている予算に対し、現状の広告ではしっかりと予算消化ができないときにLogicadの使用を検討します。

またLogicadはGoogleやYahooのアドネットワークではカバーし切れない部分にも広告配信を行うため、インプレッションをさらに増やすことができます。
もちろん状況に応じて、最初のタッチポイントをLogicadで作り、訪問ユーザーに対し、リターゲティング広告で刈り取りを行うなど、複合的な使い方をご提案することもあります。

Logicadを始めるにはどうしたらいいの?

Logicadを始める際には、各種タグの設置、バナー、そして予算の設定が必要です。
最低出稿金額などは設けられていないので、比較的開始しやすい広告だと思います。
ただし、なんとなく開始するのではなく、各種広告の役割や適切なタイミング、適切な配信量をしっかりと把握し、成果を高めるため随時調整していくことが大切です。

まとめ

Logicadは多くの企業が導入しているDSPです。
もちろんパフォーマンスを上げるには工数がかかりますが、それに応えてくれるDSPです。
「導入してみたいな」や「話だけでも聞いてみたい」「ほかの広告はどんなものがあるの?」というかたは是非お気軽にお問い合わせくださいませ!!