こんにちは、団子です。
この度社内の人事異動でWeb広告プランナーのチームへの配属になり、
団子をこねこね制作する側から団子をこつこつ売る側になりました。
まだまだ広告のことを勉強中の身ではありますが、
最近利用が急激に拡大している動画広告について解説していきます。
動画広告とは
テキストやバナーを使用する広告とは異なり、動画を利用した広告を動画広告といいます。
動画広告は2010年頃よりYoutubeから広がりを見せており、昨今では動画広告を扱う媒体や広告の種類も増えています。
出典:https://www.d2c.co.jp/news/2019/03/14/3378/
D2C/CCI/電通が共同で分析し発表した「2018年 日本の広告費インターネット広告媒体費 詳細分析」によれば、インターネット広告媒体費のうち動画広告が占める割合は14%と、検索連動型広告・ディスプレイ広告に次ぐ新領域として注目されています。
さらに、2019年には前年比130.8%の2,651億円へと拡大予測が立てられており、年々動画広告の媒体費総額は増加傾向にあります。
また、2020年には「第5世代移動通信システム(以下、5G)」の商用化が予定されており、現在の4Gと比較してデータ通信容量・通信速度が飛躍的に上昇し、動画転送負荷が軽減されることでユーザーの動画視聴への抵抗がさらに低下することが予想されます。
通信環境が向上することで、高度な技術を使用できたり、動画の見せ方もより複雑なものが可能になったりと、様々なコンテンツが動画に置き換わり今後ますます動画広告が注目されることとなるでしょう。
動画広告の種類
インストリーム広告
YouTubeなどの動画コンテンツ内で再生される広告をインストリーム広告といいます。
従来のバナー広告と比較して大きな画面で表示されるので、映像・音声・文字の表現の幅が広がり、商品やサービスの魅力をユーザーに訴求しやすいという特徴があります。
動画本編の冒頭、途中、末尾に再生されるため、視聴されやすい傾向があります。
また、課金方式にはCPV課金(広告視聴単価課金)方式が多く採用されており、YoutubeのTrueView動画広告では完全視聴単価方式が使われています。
完全視聴単価方式とは、広告が最後まで再生された場合(30秒未満の広告の場合は最後まで再生された場合)に課金される方式で、広告がスキップされたり途中でブラウザを閉じたりして、広告の視聴が中断された場合には課金されません。
そのため、CPV課金のインストリーム広告は広告投資のリスクが抑えられるメリットもあります。
インフィード広告
インフィード広告とは、ユーザーがWebサイトをスクロールした際に、記事やコンテンツ内に挿入されている動画広告が自動再生されるものを指します。
動画広告が画面に表示された瞬間から動画が再生されるため、動画の最初から見せることができるという利点がある反面、広告枠まで閲覧されなければ動画広告が再生されないという欠点もあります。
スクロールを多用するスマホと相性がよいとされています。
インバナー広告
インバナー広告とは、従来のWebサイトのバナー枠で表示・配信される広告を指します。
通常のディスプレイ広告枠で表示されるので、DSPを経由して動画サイト以外にも配信され、配信面が多くなり様々なターゲットに視認させることができます。
インストリーム広告とは異なり、動画を途中でスキップできなかったり音が出せないなどのデメリットもあります。
その他の広告
その他にも、ブラウザの一定の位置に固定されていてスクロールをしていくと記事に覆いかぶさるように表示される「オーバーレイ広告」。
漫画アプリで次の話を見る際や、ゲームアプリで無料のアイテムを入手するために、動画の視聴をすることを引き換えにサービスを受ける「アプリ広告」等も動画広告のバリエーションの1つです。
動画広告の媒体
動画広告の市場は現在でも急激に伸び続けていて、動画広告を配信できる媒体も多くなっています。
媒体の選択肢が増える一方で、どの媒体を使うべきか、判断に悩む方もいらっしゃるとおもいます。
そこでここからは、動画広告を配信できる主要媒体を4つほどご紹介します。
Youtube
動画広告を行うならまず一番にあげられる媒体です。
世界中に10億人以上ものユーザー数がいるため、ターゲティングをすることで、的確に顧客層へアプローチできる点が最大の特徴です。また、動画視聴がメインのサービスのため、動画広告が再生されても特に違和感なく視聴してもらえる利点があります。
広告の配信設定には、通常のインストリーム広告に加え、スキップ不可で短い時間確実に視聴してもらえるバンパー広告などがあります。
世界最大級を誇るSNSであり、実名で詳しい個人情報を登録するメディアのため、
利用者のプロフィール情報を元に地域・年齢・性別・興味関心など細かいターゲティング配信を行うことができます。
Facebookのタイムライン上に表示されるので、ユーザー投稿と馴染む動画コンテンツが好まれる傾向があります。
広告配信の種類としては、写真とテキストのみを使用するスライドショーや、フルスクリーンで表示されるストーリーズといったメニューがあります。
Twitterは拡散性が高く、日本国内では根強い人気で、現在でもユーザー数が増え続けているSNSです。
テレビを視聴しながらツイートをするユーザーが多く、TwitterとテレビCMを連動させたキャンペーンで応募を促進したり、リツイートで拡散を狙うパターンなどがあります。
利用者層としてはスマホユーザー率が高いので、スマホ視聴を意識した見せ方が必要となります。
Twitter広告にはフォロワーターゲティングという機能があり、指定したTwitterアカウントのフォロワーやその類似フォロワーに広告を配信することも可能です。
写真SNSとして現在急成長中のSNSです。
利用者層としては20〜30代の女性がボリュームゾーンで、その世代をターゲットにした動画広告に適しています。
もともと写真や動画といった視覚的なコンテンツが中心の媒体ですので、動画広告でも違和感なく視聴される点が特徴的です。
ファッション・美容・料理などのカテゴリに強く、流行に敏感な若い女性をターゲットにした広告展開がおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最近では通信技術が向上し、5G回線の開始や普及時期が話題になっています。
通信速度が上昇することで、画像やテキストといった視覚でしか表現できなかったものが聴覚を通すことで表現の幅が増え、これまで以上に動画が多用されるようになるでしょう。
モンゴロイドではこの他にも様々な媒体で広告の運用を行っております。
「動画広告を始めてみたい」「すでに運用しているがなかなか上手くいかない」などのお悩みがありましたら、是非お気軽にお問い合わせくださいませ。