みなさん、こんにちは!
大阪のWEBマーケティング会社のモンゴロイドです!
今や全世界で最も親しまれているようになった動画共有サービスのYouTube。この記事を読んでくださっているあなたも、普段何気なく動画を視聴する機会が増えているのではないでしょうか?
YouTubeの公式発表によると毎月20億人以上のログイン済みのユーザーが利用し、1日あたりの動画視聴時間は10億時間を超え、視聴回数は数十億回以上のメディアといわれています。
また、総務省が2020年9月30日に発表した「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」によると、10代~60代のYouTubeを含む動画投稿・共有サービスを見る時間が増えてきているんです。凄いですね!
出典:情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査(総務省)
2019年はYouTubeを含む動画投稿・共有サービスを見る時間の平均は6.1分でしたが、2020年には、平均25.9分に増えています。そして10代だけを見てみると、平日は74分、休日は114分利用しているという調査結果が出ました。
このように年々、利用が増えているYouTubeは企業も注目しているメディアで、YouTube広告を配信する企業も増加しています。
ただし、YouTube広告もただ単に配信さえすればよいわけではありません。
YouTube広告を出す上で重要なのは、事前の設計(動画のコンセプトや配信設定など)にあります。
事前の設計をどうするか次第で、広告の効果を最大化させたり、逆に失敗してしまうケースもあるのです。
今回は配信先のコンテンツを指定したり除外したりすることができる「プレースメント設定」について詳しく解説します!
プレースメント設定は、ターゲットを絞り込むことができるとても便利な機能!是非この機会に少しでも知ってもらえると嬉しいです!
YouTube広告ではどのようなターゲティング方法があるのか?
YouTube広告で設定できるターゲティングは、オーディエンスターゲティングとコンテンツターゲティングの2種類があります。
それぞれの特徴は次の通りです。
- オーディエンスターゲティング
- ユーザーの興味や関心、意図、ユーザーの属性を指定して配信できます。
- コンテンツターゲティング
- 広告の表示場所を指定して配信できます。
今回紹介するプレースメント設定は、コンテンツターゲティングの種類の一つ。
YouTubeチャンネル、YouTube動画、アプリ、Webサイト、サイト内のプレースメント(配信する場所)を指定することができます!
視聴回数の多いチャンネルだけに広告を掲載することや、ターゲットのユーザーが多いと思われるYouTube動画に広告を表示させたり細かく設定することも可能です。
例をいくつかあげてみましょう。
- 例1:子供向けの商品の動画広告の場合
- 子供向けの商品をYouTubeというメディアを使って広告を出すなら、すべての動画に広告を出すのではなく、HikakinTVやキッズラインなどといった、チャンネルや動画に広告を掲載することで求めるターゲット層にその商品を認知させたり、その後の行動につなげることができます。
- 例2:自動車の動画広告を配信する場合
- 自動車関連のYouTube動画に広告を表示するよう事前に設定することで、ターゲット層へ適格にアプローチすることができます。
このように数多くあるチャンネルや動画の中から広告を掲載する場所を設定できるのが、「プレースメント設定」です。
ただ配信するのではなく、ターゲットのいるプレースメントを設定することで、コンバージョンにつながる広告の配信ができます。
どのような時にYouTube広告のプレースメント設定を活用すればよいのか
プレースメントの設定には大きく二つあります。
- 広告を配信するプレースメントを設定する。
- 配信しないプレースメントを設定する。
すでに成果が出ているYouTube動画やチャンネル、Webサイトなどを把握している場合やターゲットのユーザーがよく視聴する動画やチャンネルを把握している場合などは、プレースメントを設定すると良いでしょう。
一方、関連性の低い動画やチャンネルを把握していれば配信しないという除外設定も可能です。
例えば、外国車の販売をしていて、興味のあるユーザーのみに広告を配信したい場合、プレースメントで外国車の動画を配信しているチャンネルや動画、Webサイトを指定することで、興味のあるユーザーにのみアプローチすることができます。
簡単!YouTube広告のプレースメント設定の仕方について
ここでは、プレースメント設定の操作方法について紹介します。
1.広告グループからターゲットとして設定したいキーワードを入れる
プレースメントは広告グループで設定することができます。
コンテンツの中のプレースメントを開くと設定画面が出てきます。
まず、ターゲットとして設定したいチャンネルや動画、サイトURL、キーワードを入力してください。
例えば、自動車というキーワードを入力すると、関連するチャンネルや動画、Webサイト、アプリの数が表示されます。
2.配信したいチャンネルや動画、Webサイトを設定する
チャンネルを見てみると、自動車のキーワードに関連するチャンネルが表示されるので、配信したいチャンネルがあれば、指定してください。
YouTube動画やWebサイトも同様に項目を選択するとリストが表示されるので、配信するものだけ選んでください。
プレースメントは指定したチャンネルや動画、Webサイトのみに広告を配信することができます。
YouTube広告のプレースメント設定で気を付けたい3つのポイント
次にプレースメント設定をする際の注意点を紹介します。注意するポイントは次の3つです。
1.広告が配信されなくなる場合がある
プレースメントを設定すると、指定した配信面に広告が配信されるのですが、広告の審査落ち以外で、突然、広告が停止するケースがあります。
広告が停止する理由としては、以下の通りです。
- 指定している動画が削除された。
- 指定している動画で広告の表示がオフになった。
- 指定しているサイトが閉鎖した。
- Webサイトのサーバートラブルでサイトが表示されない。
- 特定の広告主から広告停止措置をされた。
このような理由で広告が停止した場合は内部的にコントロールができないものになります。
もし「配信が急に少なくなった気が…?」と感じたら、指定した動画やWebサイトが表示されるのかを確認してみるとよいでしょう。
2.インプレッションが少なくなる
初めからプレースメント設定をしていれば問題ないのですが、運用してからプレースメント設定をする場合、設定後、インプレッションが少なくなることがあります。
その理由は入札単価の設定です。
プレースメント設定は、指定の広告枠を買い付けることと同じことなので、競合が多いプレースメントの場合、入札単価を上げないと配信されにくくなるからです。
プレースメント設定で指定した動画が削除されていない場合は、入札単価を調整することをおすすめします。
3.配信後の効果を見ないままほったらかしは厳禁
プレースメントを設定して、広告の配信した後は、必ず結果を確認するようにしましょう。
関連する動画やチャンネルを設定したとしても、その時点ではあくまで仮説でしかありません。
実際にその設定が効果的かどうかは配信後の反応をみていく必要があります。
配信後、一定の期間検証して効果がなければ、別のプレースメントを追加したり、プレースメントを削除したりなどして効果検証をしてください。地道な改善の繰り返しがやがて大きな効果につながっていきます。
まとめ
今回は、YouTube広告のプレースメント設定について解説しました!
YouTube広告は、ただ配信するだけではなく、誰に配信するか・どこに配信するかをしっかり設計することで、効果のある広告の運用をすることができます。
すでにYouTube広告を配信しているけど効果があまり出ていない方や、プレースメント設定を使ったことがない方は、この機会にプレースメント設定を使ってみてはいかがでしょうか?
- 「既にYouTube広告で色々試しているんだけど効果がいまいち…。」
- 「YouTube広告の細かい設計や効果検証は苦手」
もしこのように、社内に詳しい広告担当者がおらず内部で運用するのに限界を感じているようでしたら、弊社までお気軽にお問い合わせください。
大阪のWEBマーケティング会社モンゴロイドでは、Google premium partner(プレミアムパートナー)としてYouTube広告運用を含めたWEB戦略をお客様のご希望やご予算に合わせてご提案させていただきます。
YouTube広告の予算や種類についてはこちらの記事もぜひ参考にしていただければ思います!