みなさん、こんにちは!
大阪のWEBマーケティング会社モンゴロイドのデジマくんです!
昨今、巷では新しく参入するYouTuberや人気のYouTuberの話題で盛り上がっていますね。
人気のあるYouTuberはサラリーマンの年収を一ヶ月で稼ぐ事例をよく耳にするようになりました。うらやましいですね。
コロナ禍でもあるので、利用者数が右肩上がりのYouTube業界。
「視聴者が多そうだから」「YouTubeに広告を出してみたい」など、YouTuberとタイアップできないかなと思う広告主も増えてきています。
でも、YouTube広告って高そうとか、どんな広告の種類があるのかとか、どのくらいの費用をかけたら効果が出るのかなど、わからないことが多いですよね?
そんな人は是非、このブログをみてYouTube広告の費用対効果や料金の相場感をつかんでいきましょう!
YouTube広告の種類ってどんなものがある?
はじめに、YouTube広告の種類について解説していきます。
YouTubeに出稿できる広告の種類は5つあります。それぞれの概要と課金方法、どんな目的で使われているかを見ていきましょう!
1.スキップ可能なインストリーム広告
概要
スキップ可能なインストリーム広告は、よく見かける広告で動画が再生されて、5秒経過するとスキップすることができる広告です。
動画の長さに制限はありません。ただ、Googleが推奨している動画の長さは、12秒から3分以内です。
効果のある動画の長さについては、インターネット動画を分析しているWistia社が調査をしています。
この調査結果では、30秒以内の動画なら平均して全体の80%、1分以内の動画なら70%、3~5分以内の動画なら60%まで見てもらえます。
3分以内の動画にすると視聴してくれるユーザーが多いので、効果が高まる可能性があります!
最短が12秒というのは、インストリーム広告として使える動画は12秒以上という制限があるからです。短すぎるとインストリーム広告は使えないので、注意が必要ですね。
表示場所
スキップ可能なインストリーム広告は動画の再生の前後や再生中に表示されます。
5秒までは強制的に再生され、5秒経過した後は、ユーザーの選択によりスキップするか、最後まで見るかを選べるようになっています。
YouTubeの動画再生ページやGoogleのパートナーサイトで表示されます。
課金方式
課金方式は、視聴単価方式とクリック課金です。
視聴単価方式は、動画広告を30秒以上または30秒以内の動画は最後まで視聴したときに課金されます。
クリック単価は、動画広告の再生中、ユーザーが広告内のリンクをクリックすると課金される仕組みです。
目的
スキップ可能なインストリーム広告を使う目的は、商品やサービス、ブランドの認知を高めるために、よく使われます。
最初の5秒は強制的に再生されるので、はじめの5秒でユーザーの興味を惹く内容にすると、途中でスキップされても認知を高めることにつながります。
2.スキップ不可のインストリーム広告
概要
インストリーム広告の中でもスキップできない広告があります。動画が最後まで強制的に配信されるもので、ユーザーは途中でのスキップはできません。
動画の長さは15秒まで。16秒以上の動画はGoogleの審査が通らないので、出稿することはできないため、ご注意ください!
表示場所
スキップ不可のインストリーム広告は、動画の再生する前後や再生中に表示されます。スキップできないので、15秒は強制的にユーザーに視聴させることができます。YouTubeの動画再生ページやGoogleのパートナーサイトで表示されます。
課金方式
課金方式は、インプレッション課金(CPM課金)になります。1,000インプレッション当たりの単価を設定して出稿することができます。
目的
スキップ不可のインストリーム広告を使う目的は、スキップ可能なインストリーム広告と同様に、認知を高めるときに使われます。
15秒は強制的に再生されるので、ユーザーはいやでも視聴するしかありません。ただ、ユーザー体験の低下やブランドイメージが下がる傾向が強いので、スキップ不可のインストリーム広告を使う広告主は減少しています。
3.TrueView ディスカバリー広告
概要
TrueViewディスカバリー広告は、サムネイルとテキストで構成され、ユーザーがサムネイルをクリックすると、動画が再生される広告です。
表示場所
ディスカバリー広告の表示場所は、YouTubeの検索結果や関連動画の横や、スマートフォン向けのYouTubeではトップページなどに表示されます。
課金方式
ディスカバリー広告は、サムネイルをクリックして動画が再生されたときに課金されます。
目的
サムネイルとテキストに興味のあるユーザーがクリックするので、YouTubeチャンネルの登録数の増加や商品やサービスの購入などに使われる動画広告です。
4.バンパー広告
概要
バンパー広告は、最長6秒のスキップできない動画広告です。5秒経過するとスキップするというテキストは表示されますが、ユーザーがクリックする前に動画は終了します。
表示場所
バンパー広告は、動画の再生する前後や再生中に表示されます。6秒間は強制的に再生されるので、わずかな時間でユーザーにインパクトを残すことができます。
YouTubeの動画再生ページやGoogleのパートナーサイトで表示されます。
料金
課金方式は、インプレッション課金(CPM課金)です。1,000インプレッション当たりの単価で課金されます。
目的
わずか6秒で終わってしまうので、商品やサービス、ブランドの認知を高めることに使われます。
5.アウトストリーム広告
概要
アウトストリーム広告は、モバイルまたタブレット向けのGoogleの動画パートナーサイトやアプリに表示される広告です。
表示場所
YouTubeアプリのホームフィードに表示され、ユーザーのスクロールが広告で止まると、ミュートした状態で動画が再生されます。
ユーザーが再生している動画をタップするとミュートが解除され、音声付きの動画が再生されます。
YouTubeのアプリやGoogleのパートナーサイト、YouTube外のプレースメントに表示されます。
課金方式
課金方式は視認可能なインプレッション単価(vCPM)。動画が再生され2秒経過すると課金されます。
目的
商品やサービス、ブランドの認知を高めることに使われます。
費用対効果を上げるYouTube広告の目的
YouTube広告の費用対効果をあげるには、YouTube広告実施の目的を明確化することがとても大事です。
しかし、これからYouTube広告の出稿を検討している方からすると、先ほどご紹介した5種類の広告をそれぞれどう活用すればいいか判断が難しいですよね?
ここでは目的別にYouTube広告の活用方法を見ていきましょう。
目的1:YouTubeチャンネルの登録を増やしたい
YouTubeのチャンネル登録者数を増やしたいという目的なら、TrueViewディスカバリー広告がおすすめです。
ディスカバリー広告がおすすめの理由は、ユーザーの検索したキーワードや動画に関連する広告が表示されるからです。
検索結果に関連する動画のサムネイルとテキストが表示されると、興味のあるユーザーが動画をクリックするので、初めの動画に興味をもったユーザーが、ほかの動画を見たり、YouTubeチャンネルを見て登録する傾向があります。
目的2:手早く認知を獲得したい
手早く認知を獲得したいという目的なら、バンパー広告がおすすめです。
バンパー広告は6秒の動画でスキップができない動画広告です。
短い時間でインパクトのある内容の動画を配信することで、ユーザーが動画の内容を記憶しやすくなります。
また、6秒という短い尺の動画なのでユーザーの不快感が少なく、動画を最後まで見てもらいやすい傾向にあります。
印象に残るバンパー広告の素材作成の5つのポイントを紹介します。
- 一つの動画に一つのメッセージ
- 印象に残る人物や音楽を使う
- ブランドやロゴを最後に出す
- オチをつける
- 広告のCV(誘導)をわかりやすくする
Googleは「広告掲載に適したコンテンツのガイドライン」にてYouTube動画広告を作成するにあたり気を付けることなどを公開しています。Googleのガイドラインも併せて確認することをおすすめします。
目的3:認知&商材の理解をしてもらいたい
認知だけではなく、商材の理解もしてもらいたいことが目的なら、TrueViewインストリーム広告がおすすめです。
上記で紹介したバンパー広告は認知の拡大には適していますが、認知だけではなく、より商品の理解やWebサイトへの誘導を意識したいなら、Trueviewインストリーム広告がおすすめです。
バンパー広告よりの長い動画を配信することができるので、商品理解をしてもらうに適しています。そのため、商品の魅力を伝えることができます。
0円でできるYouTubeの費用対効果アップ方法「YouTubeSEO」
YouTubeの費用対効果をアップするためには、動画の内容だけではなく、YouTubeSEOにも意識して取り組む必要があります。
Googleの検索にSEO対策があるように、YouTubeにもGoogleの検索エンジンが入っているため、SEO対策することで、ユーザーによりみられる動画を配信することができるようになります。
では、YouTubeSEOではどのようなことに気を付ければよいか、4つのポイントを解説します。
1.動画タイトルを引っかかりやすくする
動画をアップするとき、最初に入力する項目が動画のタイトルと説明文です。動画のタイトルが作成した動画のファイル名になっていたり、何気なしに入力したタイトルになっている方は、動画のタイトルを再度確認したほうが良いです。
タイトルと説明文はYouTubeSEOでも重要な項目になります。
では、タイトルと説明文にはそれぞれどのような内容を入れればよいのかを見ていきましょう。
効果的なタイトルと文字数
効果的なタイトルはユーザーにとってわかりやすい内容に加え、YouTubeで検索されているキーワードを入れたタイトルが良いです。
YouTubeではキーワードの一致が重要です。検索で表示される順番は「完全一致>部分一致>一致なし」です。
タイトルの文字数は50文字未満が良いです。
動画のタイトルには100文字まで入力することはできます。
最大までタイトルを入れてしまうと、動画とあまり関連がないワードが入る可能性があり、Googleからスパムと判定されてしまう可能性があります。
そのため、タイトルは端的にわかりやすい内容が良いです。
多くのワードを設定できる説明文
タイトルの次の設定するのは、動画の説明文です。
説明文は最大5,000文字入力することができます。ただ、5,000文字も入力している動画は見たことがありません。
説明文の適切な長さは200~300文字です。説明文にもキーワードの完全一致、部分一致を意識して入力すると良いです。
2.キーワードタグ
キーワードタグもYouTubeSEOには重要な項目です。
キーワードタグは検索結果ではなく、カテゴリーわけのために使われています。投稿した動画がどのジャンルの動画になるのかを知らせるためのものなので、関連するキーワードをタグとして設定すると良いです。
キーワードタグを設定しておくと似たようなジャンルの動画が見られているときに、関連動画に表示されやすくなります。
ユニークなタグ設置の方法
ここではキーワードタグのユニークな設置方法を2つ紹介します。
1つ目は、キーワードタグは多く登録したほうが効果を発揮します。
2~3語のキーワードフレーズタグを31~40個設定すると良いと、YouTubeSEOを調査しているジャスティンブリックス氏が言っています。
キーワードタグは検索結果にはあまり影響しませんが、おすすめ動画で効果を発揮します。おすすめ動画は、再生中の動画を見続けている人に、次の再生される動画です。
キーワードタグが多いほど、おすすめ動画として表示される機会が増えるという調査結果があります。
2つ目は、検索のときのスペルミスとなるキーワードを設定することです。Googleのガイドラインでもスペルミスとなるキーワードタグが動画のコンテンツに役立つ場合があると記載があります。動画のタイトルでスペルミスがありそうなときは、積極的に入力しましょう。
3.サムネイル画像
YouTubeSEOでタイトルと同じくらい重要なのがサムネイル画像です。
通常、動画をYouTubeにアップすると、自動的に動画の中から最適な3パターンのサムネイルが選ばれます。それをそのまま使っている方は、サムネイル画像を別で作ったほうが良いです。
ヒキの強いサムネイル画像にするとクリック率が格段に違います。
ヒキの強いサムネイル画像の作り方
サムネイルはタイトルよりもユーザーに訴えかけることができるので、直感的に見たいと思わせる画像を設定したほうが良いです。
惹きの強いサムネイル画像には次の4つの要素があります。
- 動画の内容を象徴する背景画像
- 動画の内容を端的に表すテキスト
- 顔出しの動画なら、顔出しの画像を入れる
- ビビットカラー
自社のチャンネルでABテストを行いクリック率の高いサムネイルをパターン化すると良いでしょう。
効果的なサムネイル画像がわからない方は、自分が思わず見てしまうサムネイルを集めて真似てみることから始めるのが良いです。
4.ビデオキーワード
最後にビデオキーワードを解説します。Googleで検索していると、検索結果に動画が表示されるのを見たことがあると思います。
例えば、「ゴルフ スイング」や「バク転 練習」と検索すると動画が一番上に表示されます。検索して動画が表示される傾向があるのは、次のタイプの検索キーワードです。
- 操作方法や使い方などのチュートリアル(具体例)
- ハウツー
- レビュー
- 実験、デモンストレーション
- プレゼンテーション
ビデオキーワードを設定するとYouTubeだけではなく、Googleを検索するユーザーにも動画をアピールできる可能性があります。
では、どのようなキーワードがYouTubeで検索されているかわかりますか?
ビデオキーワードの探し方は2つあります。
- Keyword toolというツールを使い、YouTubeの検索キーワードを調べる
- YouTubeの検索で調べる
それぞれでビデオキーワードを調べて、実際に検索して上位表示できそうなら、探したビデオキーワードをタイトルに入れると良いです。
競合がいたとしても、競合よりも質の良いコンテンツなら上位に上がる可能性はあります。
まとめ
今回は、YouTube広告の費用や業種別の事例、YouTubeSEOなどを紹介しました。
YouTube広告は認知の拡大だけではなく、ブランドの理解や購入に至るまで、さまざまな目的に合わせて使うことができる広告です。
今行っているプロモーションの効果が出にくいと感じているなら、YouTube広告を出稿するということも一つの方法だと思います。
また、YouTubeにアップした動画は、広告だけの使い方だけではなく、YouTubeSEO対策をすることで、YouTubeの検索やGoogle検索からもユーザーを獲得することができます。まさに一石二鳥の媒体です。
まだ、YouTubeの活用ができていない方は、これを機会に広告から始めてみるのはいかがでしょうか?
YouTubeに広告を出稿したいという想いはあっても、動画の作成ができなかったり広告の運用まで人を割けないとお悩みでしたら弊社までお問い合わせください。
大阪のWEBマーケティング会社モンゴロイドでは、Google premium partner(プレミアムパートナー)としてYouTube広告を含む動画広告の運用もお受けしています。
YouTube広告の予算や種類についてはこちらの記事もご覧いただければと思います!