みなさん、こんにちは!
大阪のWEBマーケティング会社のモンゴロイドです!
IT技術の進化によりスマートフォンのインターネット環境がより高速化しています。
インターネット環境の高速化とともに広告戦略も10年単位でシフトしてきており、2020年以降は動画を活用したコンテンツが主流の時代になるといわれています。
その中でもYouTubeは近年注目を集めており、動画開始前や再生後、動画の途中で再生される広告を出したいと考える企業が増えてきています。
この記事では、「YouTubeに広告を出稿したいと考えているけど正直どのくらい効果が見込めるのか不安」「どのくらいの広告費が必要なのか目安が知りたい」と考える方に向けて、わかりやすく解説していきます。
さまざまな企業が注目しているYouTube広告とは?
YouTube広告とはどのような広告のことなのでしょうか?
普段の利用する中でよく見られるYouTube広告ですと、
- 1.YouTubeの動画再生前後や再生中
- 2.YouTubeの検索結果
- 3.関連動画
などが挙げられます。
それぞれの掲載場所で効果は違うものの、どれも企業が注目している広告です。
また、企業が注目しているのは、広告の種類だけではありません。
近年、さまざまな有名人、著名人がYouTuberとしてデビューしています。そのため、YouTubeの再生回数が増え、広告媒体としての価値が上がってきているのです。
YouTube広告の主な特徴
YouTube広告の主な特徴は2つあります。
- 1.最初の5秒間は動画広告を強制的に見せることができる
- 2.音声付きで動画広告を見せることができる
動画再生の前後や再生中に動画の広告が表示され、そのうち最初の5秒は強制的に流れます。
5秒間は音声付きの動画を見ることになるので、動画が見られないということはありません。
これがYouTube広告のメリットでありデメリットでもあるといえるでしょう。
一方、TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSと比較するとどう違うのでしょうか?
他SNSで配信できる動画広告の特徴は、
- 1.テキストと一緒に投稿できる
- 2.拡散を狙いやすい
などが挙げられます。
特にTwitterであれば、ツイートする文章とともに動画を載せることができます。
動画を見るための惹きの良いテキストを書いていれば、動画は見られやすくなり、その内容が面白ければバズる可能性があります。
ただし、動画広告を見せるということについてはYouTube広告に比べるとやや劣ります。
YouTube広告と違い強制的に動画を見せることができないので、スルーされやすい傾向にあるからです。
このように、YouTube広告と他SNSの動画広告は、動画を強制的に見せるか、テキストでユーザーの意識を惹いて動画を見せるかの違いと覚えるとよいでしょう。
YouTubeで広告を出すことで期待できる効果
YouTubeに広告を出すことは、どのような効果を期待できるのでしょうか。期待できる効果は2つあります。
- 1.商品やサービス、ブランドの認知度向上
- 2.商品やサービスの購入、YouTubeチャンネルの登録者数の増加
YouTube広告が再生されると、最初の5秒は強制的に再生されます。
最初の5秒に惹きのある内容を再生すると、たとえ全部の動画は見られなくても、商品やサービス、ブランドの認知度の浸透につながります。
また、配信する年齢や性別、地域を指定できるので潜在顧客にアプローチが可能です。
動画を最後までみたユーザーや動画の内容に興味があり、クリックして動画を見たユーザーは、動画視聴後、Webサイトへ訪問する可能性が高いので、商品やサービスの購入につながりやすい傾向にあります。
このように、目的に応じてYouTube広告の配信の仕方を変えることができるので、効果を期待できる広告です。
YouTube広告の料金が発生するタイミングと課金形態について
次に紹介するのが、気になる広告の料金についてです。ここでは、課金が発生するタイミングと広告の種類について解説をしていきます。
1.YouTube広告の主な課金形態について
YouTube広告の課金形態は大きく3つあります。
課金形態はYouTube広告で出稿する広告の種類によって条件が異なります。
項目 | 詳細 |
---|---|
視聴課金(CPV) | 視聴で課金されるタイミングは動画が再生されて30秒以上、30秒以内の動画の場合は、最後まで再生されたときに課金 |
クリック課金(CPC) | 関連動画に出てくる広告をクリックしたときや動画を最後まで見て、誘導のリンクをクリックしたとき |
インプレッション課金 (CPM) |
スキップできない6秒動画が再生されたときに発生 |
2.YouTube広告の種類と課金形態・単価の目安について
2-1.インストリーム広告
動画を見ていると、再生の前後や再生中に広告が表示されることがあります。5秒経過してスキップできるのが、インストリーム広告です。
項目 | 詳細 |
---|---|
特徴 | ・動画再生の前後や再生中に広告が表示 ・5秒経過するとスキップすることができる |
課金発生 |
・動画を30秒以上、または最後まで見たとき ・動画内のリンクをクリックしたとき |
広告単価 の目安 |
・1視聴当たり2円~10円が目安 |
インストリーム広告についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
参考記事:【YouTube広告】認知拡大から獲得まで!インストリーム広告の活用方法
2-2.ディスカバリー広告
ディスカバリー広告は、YouTubeの検索結果や関連動画の横(スマホの場合は、関連動画の一番上)に表示される広告です。広告はサムネイルとテキストで表示されます。
項目 | 詳細 |
---|---|
特徴 | ・YouTubeの検索結果や関連動画の横(スマホの場合は、関連動画の一番上)に表示 ・興味のあるユーザーを誘導することができる |
課金発生 | ・サムネイルとテキストをクリックしたとき |
広告単価 の目安 |
・1視聴当たり3円~20円が目安 |
ディスカバリー広告は、商品やサービスの購入、YouTubeチャンネルの登録者数を増やすときに効果的な広告です。興味のあるユーザーが広告を見るので、動画を見て商品やサービスを理解すれば、おのずと次のアクションに動き出します。
ディスカバリー広告についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
参考:【YouTube広告】TrueViewディスカバリー広告とは。概要から入稿手順まで解説
2-3.バンパー広告
バンパー広告は、スキップできない6秒の動画広告で、動画の再生前後や再生中に表示されます。
項目 | 詳細 |
---|---|
特徴 | ・スキップできない6秒の動画広告 ・ユーザーに最後まで動画を視聴させることができる |
課金発生 | ・インプレッション課金(動画が再生されたときに課金) |
広告単価 の目安 |
・400円~600円が目安 ※1,000インプレッション当たりの単価で設定 |
6秒という短い動画なので、商品、サービスやブランドの指名検索を増やすときに効果的な広告です。短い時間で商品、サービス、ブランドが残れば、検索につながります。
バンパー広告についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
参考:スキップさせない!?6秒以下で最大限集客するバンパー広告を徹底解説!
2-4.アウトストリーム広告
アウトストリーム広告はモバイルまたタブレット向けのGoogleの動画パートナーサイトやアプリに表示される広告です。
項目 | 詳細 |
---|---|
特徴 | ・広告が画面に表示されると、ミュートした状態で動画が再生 ・動画をタップするとミュートが解除され、画面がスクロールされると広告は閉じる |
課金発生 |
・広告の面積の 50% 以上が見える状態 ・動画広告が 2 秒以上連続して再生された場合 |
広告単価 の目安 |
・1視聴当たり0.1円~0.5円が目安 |
YouTube外のサイトにいるユーザーに対して、商品やサービス、ブランドの認知度を上げたいときに効果的な広告です。
アウトストリーム広告についてより詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
参考:【YouTube広告】アウトストリーム広告でまだ見ぬユーザーへアプローチ
3.他SNSとの課金発生比較
他のSNSで配信できる動画広告の課金のタイミングと比較表にまとめてみました。
広告媒体 | 課金のタイミング |
---|---|
YouTube | ・動画が再生されて30秒以上(30秒以内の動画はすべて再生されたとき) ・クリック課金 ・インプレッション課金 ・動画が再生されて2秒経過したとき |
・動画の50%以上が画面に表示されてから2秒経過、もしくは動画の拡大、ミュート解除のクリック操作で課金される ・動画全体が画面に表示された状態で3秒経過すると課金される ・動画の50%が画面に表示された状態で6秒経過で課金される |
|
・クリック課金 ・インプレッション課金 ・Thruplay 15秒以下の動画を最後まで再生する人、15秒以上の動画は15秒以上再生する可能性が高い人に自動でターゲティング |
|
・クリック課金 ・インプレッション課金 ・アプリインストール課金 ・動画が10秒以上、またはほとんど再生されたタイミング |
YouTube広告とほかの広告と比較するとわかるのですが、動画の再生の課金のタイミングが大きく異なります。
YouTubeは広告の動画が30秒以上経過すると課金されます。Twitterは動画が再生されて2秒~6秒以上再生で課金、Instagramは動画が10秒以上再生で課金される形式です。
つまり、動画をじっくり見せるということなら、YouTubeが一番良いということになります。
YouTube広告を始めるときはどのくらいの予算からスタートすればよいか?
YouTube広告は、Google広告同様、自分で1日の予算を決めることができます。
YouTube広告の公式サイトには、1日の予算を1,000円で設定しているところが多いという表記があります。多くの企業の予算が大体1日1,000円、月30,000円の予算で動画広告を配信しています。
予算をさらに抑えて配信したい場合、YouTube広告は1日100円から配信できるので、100円から配信してみることをお勧めします。月に3,000円の予算でどれくらいの効果が得られるかを試すこともよいでしょう。
YouTube広告で費用対効果を向上させるために必要なポイント
さまざまな動画広告を見ていると、動画のクリエイティブが重要だと思われがちですが、クリエイティブだけを高めても効果は出ません。
もちろん、動画の質は重要な要素ではあります。しかし、動画の質よりも重要なのが、全体の設計です。
動画の設計とは、目的やターゲットを設定したうえで、動画の制作をすることです。この設計をしっかりおこなわず、ただ闇雲に広告を配信したり動画を作っても失敗するケースがほとんどです。
ここからはYouTube広告で費用対効果を高めるための3つのポイントについて解説します。
1.目的とターゲットを決める
広告の「効果」があったかどうかは、広告を配信する目的が明確化していないと確認することができません。
広告を配信するとなると、目的とゴールを設定せずになんとかなく始めてしまう企業が多い傾向にあります。
目的を明確にしていないと、費用対効果がよかったのか悪かったのか判断できず、曖昧なままになってしまい、無駄に広告費を使うことになります。
今あなたがYouTube広告を検討しているなら、広告の目的とその目的に合わせたターゲットを明確にしましょう。
- 広告を配信する目的はなにか?(認知拡大/売上アップなど)
- どんなターゲットに向けて訴求したいか など
なお、明確化ができたら、動画のターゲットや目的に合わせて配信の最適化を行うことも大事です。忘れずに対応しましょう。
2.動画やランディングページの見せ方を工夫する
2番目で動画の作成や、動画から誘導するランディングページの作成や見せ方になります。何度も言いますが、動画を作成するときもランディングページを作るときも、目的とターゲットにずれないよう制作する必要があります。
動画広告は、一度作ったら終わりではなく、どんな動画なら目的を達成できるのかを細かく調整していきます。動画の再生時間や、タイトル、コピー、ビジュアルなどを徹底的に分析します。
次に、動画からの遷移先であるランディングページはどんな内容であるべきかを決めます。ここで重要なのは、動画とランディングページの内容は一致しているか。特にファストビューで表示される内容に合っていないところはないかということが重要です。
せっかく、動画を見て、ランディングページに遷移しても動画とランディングページの内容が異なると、コンバージョンせずユーザーはサイトから出ていきます。
目的とターゲットに合わせた流れになっているか、確認しましょう。
3.配信開始後も効果検証までしっかりおこなう
動画広告の配信後は必ず効果検証を実施しましょう。動画広告のいいところは紙媒体と違ってすぐに変更や調整ができることです。
効果検証して調整していくときは、全体のPDCAを回すのではなく、細かいサイクルを回し、少しずつ変えて時間をかけず、トライ&エラーを繰り返していきましょう。
広告がエラーとなったとしても、収穫ととらえ成果を出すまで続けることでノウハウがたまっていきます。
短いPDCAサイクルを回すことが効果を高める一番の近道です。
まとめ
この記事では、YouTube広告の市場や期待できる効果、配信できる広告の種類、そして費用対効果を上げるポイントを解説しました。
今、芸能人や著名人が次々にYouTubeに参入しているので、広告媒体としても価値が上がっています。
拡大しているYouTube広告ですが、まだ広告主が少ないため、予算を抑えて広告を配信することができています。
すでに動画をYouTubeで公開している企業はすぐにでも広告を出稿できるでしょう。
出稿したいという想いはあっても動画の作成ができなかったり、広告の運用まで人を割けないなら、大阪のWEBマーケティング会社であるモンゴロイドにご相談ください!
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