こんにちは。
ウェブ解析士マスターの川田です。
Googleアナリティクスの設定で、最も大切な設定が目標設定です。
目標設定ができていないと、そのWebサイトの成果を計測することができません。
そこで今回は、Googleアナリティクスの目標設定の方法をご紹介します。
※本内容は2018年10月時点の内容です。
Webサイトの目標
まずは、そのWebサイトにおける目標を考えましょう。
そのWebサイトにおいて、ビジネスの成果はどこ(何)に当たるか、を考えるということです。
通販サイトであれば購入完了ページが成果地点ですね。
BtoBサイトでは、資料請求や問い合わせをしてもらうことが目標なら、その完了ページが成果地点になります。
また実店舗への誘導をWebサイトの目標とするなら、アクセス方法のページが成果地点といえますね。
このように、まずはどこ(何)にユーザーが到達すれば、ビジネスの成果といえるかを決めましょう。
目標の設定方法
それでは、目標を設定していきましょう。
まずGoogleアナリティクスにログインし、「管理」ページへアクセスします。
次に、「ビュー」のなかの「目標」をクリックしてください。
そして、「新しい目標」をクリックします。
そうすると下図が表示されると思います。
テンプレートは、Googleアナリティクスが気を利かせて用意してくれている設定です。
ここに当てはまる目標がなければ、カスタムにチェックを入れましょう。
チェックを入れ終わったら、「続行」をクリックしてください。
下図が表示されたら、目標の名前、目標スロットID、目標タイプを選択します。
目標の名前は任意ですが、どんな目標なのかがわかりやすい名前をつけましょう。
また目標スロットIDは、既定のものでも問題ありません。
目標は複数作ることができ、目標ごとのIDをどれにするかを割り振る設定が、ここで出来ます。
目標タイプは下記の4つです。
・到達ページ
ユーザーが設定したページに到達することが目標といえる場合に設定します。
基本はこの設定が多いです。
・滞在時間
指定した滞在時間を超えたセッションを目標とする場合に設定します。
サポートサイト(Q&Aサイト)などで使われたりします。
・ページビュー数/スクリーンビュー数(セッションあたり)
指定したページビュー数を超えたセッションを目標とする場合に設定します。
メディアサイトなどで使われたりします。
・イベント
イベントトラッキングで計測している数値を、目標とする場合に設定します。
イベントトラッキングについては、下記ブログを参考にしてみてください。
Googleアナリティクス|バナーのイベントトラッキングについて考えてみた
本ブログでは、最も使用頻度が高い到達ページでの設定方法を紹介します。
目標とする到達ページのURLを入力します。
そして、そのURLが「等しい」「先頭が一致」「正規表現」どれでマッチさせるかを選んでください。
基本は「等しい」か「先頭が一致」で対応できると思いますが、それでは対応できないURLであれば「正規表現」を使って指定します。
正規表現は、まとめたい異なる文字列を、特殊な記載方法で指定する手法です。
正規表現の書き方については、別記事で紹介しますね。
値は、その目標を金額に換算するとどれくらいかを設定することができます。
単品通販などでは設定しやすいと思いますが、BtoBサイトなどでは設定しづらいと感じるかもしれません。
とはいえ、下記例のようなざっくりの計算でもいいので、算出してみて、設定することをおすすめします。
例)1成約100万の商材で、問い合わせから商談への率が10%、商談から成約までの率が10%の場合、設定する値は下記。
1,000,000 × 10% × 10% = 10,000
目標達成プロセスは、必ず設定しましょう。
これは「カート → 入力 → 確認 → 完了」といった、目標のページまでに必ず通るページを設定できるものです。
設定することにより、どこで離脱しているかが、レポート画面の「目標到達プロセス」で確認することができるようになります。
ここまでできれば、あとは「保存」を押せば目標の設定は完了です。
Googleアナリティクスでの目標レポート画面
それでは、設定した目標をどこで確認できるかを見ていきましょう。
レポート画面の「コンバージョン」 → 「目標」 → 「概要」をクリックしましょう。
設定が問題なくできていれば、この画面で目標の推移を確認できます。
もし、いつまでも目標が発生しないようであれば、設定間違いが起きている可能性が高いので、設定内容を見直してみてください。
ちなみに、この「コンバージョン」内に「eコマース」というところがあると思います。
これはECサイト用の設定で、ECサイトではマストな設定項目です。
eコマース設定に関しても、また別記事でご紹介しますね。
まとめ
目標設定ができていなければ、そのWebサイトの成果がわからず、評価しづらくなります。
必ず目標設定は行うようにしましょう。
「うまくできない」「わからない……」という方は、お気軽にモンゴロイドまでお問い合わせください。