サイト・デザイン

成果を生むキャッチコピーの作り方【7つの王道パターンと事例】

こんにちは、モンゴロイドのデザイナー(AT)です。

Webサイトやバナー、紙媒体、CMなど、日常生活でキャッチコピーを見かける機会は溢れていますよね。
その中で「〇〇なら、〇〇にお任せ!」や「〇〇のお悩みを解消します」といった見慣れたキャッチコピーでは、印象に残りにくくなっています。

そこで今回は、ありきたりなバナーやWebサイトから一歩抜け出し、成果を生むための、キャッチコピーの作り方をまとめました。

目的のアクションへ促す

例えば、Webサイトやバナーにおいて、キャッチコピーは真っ先に目に留まりやすい情報です。
このパッと見た印象でユーザーが興味をもつと、Webページのスクロールやバナーのクリックにつながります。

一方で、興味をもたれなければ、Webサイト内の情報がどんなに充実していたとしても、ユーザーの目に触れもしないままで、一切成果にはつながりません。

「成果を出せるかどうかはキャッチコピーで決まる」と言っても過言ではありません。
ユーザーの心を強く捉え、目的のアクションへ誘導するためのキャッチコピーが必要です。

ターゲット層を絞り込む

商品やコンテンツ・サービスによってターゲット層が異なるのと同様に、キャッチコピーもターゲット層を絞り込んで考案することが重要です。
さらに、成果へ結びつきやすい理想のペルソナを描ける場合は、キャッチコピーにおいてもそのペルソナへ向けたものを作成すると良いでしょう。

20代の独身女性なのか、子持ちの主婦なのか、ゲームやアニメが好きな10代男子なのか、車が好きな50代の男性なのか…などなど、さまざまなターゲットが考えつくと思います。

ターゲット層が決まれば、その人たちに対しどういった切り口での訴求が効果的なのか、調査し、考え、キャッチコピーを作成します。

キャッチコピーの王道パターン

キャッチコピーは一見簡単に思い浮かぶものに思えますが、実際は綿密なマーケティングや企画なしには生み出せません。
この記事では、アイデア出しに煮詰まったときのために、キャッチコピーの王道パターン7つをご紹介します。

数字で具体性を出す

キャッチコピーに数字を入れることで、具体性がアップします。
その結果、ユーザーが明確なイメージをもちやすくなります。
数字には人の目線を引き付ける力があり、数字が入っているものと入っていないものを比べてみると説得力の違いを認識できます。

数字が入らない例:化粧水を使用した多くのお客様が満足した
数字が入った例:化粧水を使用したお客様の98.5%が満足した

機能・特徴ではなくベネフィットを提示する

ユーザーは製品の機能や特徴そのものに魅力を感じることは、あまりありません。
実際に製品を利用した際に、ユーザー自身の悩みや問題が解決されるかどうかを購買や利用の判断基準にしています。
そのため、ユーザーにはサービスを使用してから起こりうる体験をイメージさせることが重要です。

機能・特徴の例:ダニ・ホコリを吸引する掃除機
ベネフィットの例:ダニ・ホコリからお子様を守る掃除機

簡易性を伝える

製品やサービスがどんなに優れていても、継続が難しいものや手間が発生するものには、ユーザーは「めんどくさそう」「私では続かないのでは…」と、躊躇ってしまいます。
こういった場合は、キャッチコピーで簡易性や即効性を強調し、心理的なハードルを下げてあげると良いでしょう。

例1:1日5分で英語が話せる
例2:たった3ステップでスラスラ英会話!

恐怖や不安をあおる

いい面のアピールをするイメージが強いキャッチコピーですが、あえて問題点を提示することでユーザーに不安感を与えます。
不安を払拭できるであろう次の内容を知ろうとするユーザーの心理を利用し、興味をもたせる手法です。

例:あなたは大丈夫?社会人が間違えやすいビジネスマナー

好奇心を刺激する

ユーザーを「えっ!」「どうして?」と思わせるような意外性のある言葉を使うと、思わず目がとまり、誰でも知りたくなってしまいます。
興味をひきつけるためとはいえ、事実と大きく異なった表現は避けるようにしましょう。

例:毎日3食しっかり食べても1ヵ月で3kg痩せた理由とは?

解決方法を提示する

悩みや問題を解決したいと思っているユーザーに、解決法を提示することで「あなたの役に立つ情報がある」と伝えることができます。
さらに「秘訣」や「テクニック」といった言葉を用いると、ノウハウに興味を持たせることもできます。

例1:部下がやる気をだすテクニック
例2:TOEICの点数が200点UPする秘密の勉強法!

問いかける

人は問いかけられると無意識に答えを出そうとします。
そして、答えを知りたくなるような問いかけを行うことで、ページへの誘導を行うことができます。

例1:なぜ大事なことほど先延ばしにしてしまうのか、知っていますか?
例2:どんな商売でも必ず儲かる条件とは?

まとめ

以上、7つの王道パターンを紹介しました。
いくつかのパターンを掛け合わせることで、さらに魅力的なキャッチコピーが生まれます。
さらに一般的に聞きなれた言葉を避けるだけで、訴求力が大幅に変わるでしょう。

何気なく見ているキャッチコピーも、Webサイトや広告においてとても重要な要素のひとつです。
破格!格安!最安値!など幅広いユーザーへ打ち出すよりも、ターゲット層を絞り、コンテンツ・サービスに興味関心のある人だけに向けたキャッチコピーにすることで、より効率的に成果につながっていくはずです。
思い付きだけで決めず、上記のパターンを参考にじっくり考えてみてください。

モンゴロイドではキャッチコピーを含めたサイト提案を行なっています。
お困りごとがあれば、ぜひご相談ください。