サイト・デザイン

Webデザインの勉強法とは?現役デザイナーのインプット・アウトプット術

こんにちは、モンゴロイドのデザイナー(SMB)です。
最近、ありがたいことにWeb制作のご依頼をいただく機会がますます増えています。
それに伴い、クライアントの成果を高めるため、Webデザインのクオリティをさらにあげよう!と、強化期間中です。

そこで今回は、私が日頃Webデザインの幅を広げるために取り組んできた、インプットとアウトプット方法についてまとめてみました。

私が今まで様々な手法を試したなかで、特に身になっていることを中心に紹介したいと思います。

おしゃれなWebサイトを大量に見て、引出しを増やす

デザインセンスは才能だと思っている方も多いかもしれませんが、私はそうではないと思います。
才能から発揮されるセンスは1%で、残りの99%は経験と知識、つまり発想の引き出しの多さだと考えています。
その引き出しを増やすためにも、日々あらゆるクリエイティブに触れ、刺激をもらうことが必要です。

例えば、以下のようなギャラリーサイトを普段からチェックするようにします。

A-SITE


https://a-site.design/

MUUUUU.ORG


http://muuuuu.org/

Web Design Clip


https://www.webdesignclip.com/

1GUU


http://1guu.jp/

I/O 3000


https://io3000.com/

Webサイトのデザインを考察する

ギャラリーサイトぐらい毎日見てるよ!!と思うかもしれませんが、果たしてあなたはどれぐらいのWebサイトを覚えていますか??
私も最初は眺めているだけでしたが、後で参考にしたくて振り返ろうとしても、あまり思い出せないことに気づきました。
実は、人の記憶は、1日経つまでに74%も失われると言われています。

  • 20分後には42%を忘れ、58%を覚えている。
  • 1時間後には56%を忘れ、44%を覚えている。
  • 1日後には74%を忘れ、26%を覚えている。
  • 1週間後(7日後)には77%を忘れ、23%を覚えている。
  • 1ヶ月後(30日後)には79%を忘れ、21%を覚えている。

引用:https://ferret-plus.com/4951

気になったWebデザインをブックマークして終わり、では身にならないのです。
ブックマークしたデザインについてもう一歩踏み込み、デザイン前の工程を想像し、どんな意図でそのデザインが完成したのかを考察するようにしましょう。

本当の正解はわからなくとも、
「このUIはユーザーに会員登録を促すための工夫がされているな」「このアニメーションは、ユーザーに意図した流れで視線を動かしてもらうためのものなのか」など、仮説を立てて考察することによって、記憶に残りやすくなり、思考を鍛えることにつながります。

おしゃれなデザインをトレースする

トレースは、デザイン上達にお決まりの手法です。
これまでインプットした知識をどうアウトプットするかが大切ですので、参考にしたいデザインを実際に自分でも作ってみて、自分のスキル・経験として定着させます。

デザイナーなら、誰しも好みのデザインや自分の中のルールがあると思いますが、できるだけそれにこだわらないようにしましょう。
どんどん新しいデザインに挑戦することで、インプットしたスキル・知識を引き出す速度があがり、制作スピードの向上につながります。

また、デザインを考える上で私が強く意識していることがあります!
それは、「悩んでいる間に手を止めないこと」です。
ちょっとした発想でも、どんどんチャレンジして手を動かしてみます。
結果、デザインに合わないこともあると思いますが、発想を形としてアウトプットすることで経験になり、同時に知識としてインプットされます。
それを繰り返すことで、引き出しの出し入れが早くなります。

Web以外のデザインにもアンテナを張る

Webデザイン以外の、普段身の回りにあるデザインにも、多くのヒントがあります。
例えば、よく目にする「中吊り広告」「商品パッケージ」「本・雑誌」など、いろいろなものがあります。
全て取り入れるのは、厳しいと思いますが、フォントの使い方、配色、見せ方の工夫など、部分的にインプットする癖をつけましょう!

その他にも、私がよく参考にしているのが、普段使用しているスマホアプリです。
普段から何気なく使っていると見落としがちですが、
「このアプリ使いにくい!」「これわかりやすい!」といった感じることを掘り下げ、なぜ使いにくいのか・使いやすいのかを普段から考察するのもいいと思います。

まとめ

おしゃれなWebデザインを見るだけではなく、考察し、デザインを繰り返し、引き出しの出し入れを素早くできるようになれば、自ずとデザインのクオリティアップに繋がると思います。
最後に、デザインには正解がありません。
しかし、自分が妥協すれば、そこで終わりです。
納得いくまでデザインを追求することで、この先のデザイナーとしてのレベルが上がると私は思っています。
そして、信頼してデザイン制作を依頼してくださるクライアントに対して、ビジネスの成果を最大化するお手伝いができるよう、日々腕を磨いていきたいと思います!