こんにちは。
市場規模がますます拡大しているAmazon。
利用者が多いのだから、出品さえすれば多くの人が買ってくれるだろう!と期待して、Amazonに出店する店舗も多いと思います。
しかし、現実は競合商品に潰され、人の目に触れることなく、ランキングのはるか下へ……ということになりがちです。
「商品には自信があるのに、なぜ誰も買ってくれないんだろう?」とお悩みの方、それはもしかしたら、集客ができていないことが原因かもしれません。
そこで今回は、Amazonの商品ページへの集客経路をご紹介します。
アマゾンの集客を増やす方法
商品ページへの集客経路は、以下のようなものがあります。
集客を増やすためには、そのうちのどれかを使うのではなく、すべてを意識する必要があります。
それでは、ひとつひとつ見ていきましょう。
1.商品検索
まずは、当然ですが商品検索による経路があります。
Amazonマーケットプレイス内の検索エンジンは「A9」と呼ばれるものです。
商品を検索結果の上位に表示させるためには、この「A9」のアルゴリズムを理解する必要があります。
Amazonはこのアルゴリズムを明らかにしていませんが、以下の項目が重要だといわれています。
- 直近の販売数、売上
- 購入者レビュー
- 商品一覧からのクリック率
- ユニットセッション率
- 注文に至った際の商品検索キーワード
- 商品ページコンテンツ(商品名、商品の説明、商品紹介コンテンツなど)
- 商品ページに表示されないその他の商品情報(キーワードやその他の付加情報)
- 出荷元(Amazon出荷・出品者出荷)
- 在庫数
ほかにもいくつもの項目があるといわれていますが、この中で最も検索結果に影響するのは「直近の販売数、売上」だと思われます。
2.カテゴリページ
カテゴリページも経路の一つです。
ここに上位表示させるのも、商品検索と同様に「A9」対策が必要です。
ただし、商品検索とアルゴリズムが少し異なり、以下を重視する割合が高いと見受けられます。
- 商品ページコンテンツ(商品名、商品の説明、商品紹介コンテンツなど)
- 在庫ファイルで設定する情報(検索キーワードやその他の付加情報)
このあたりには、できる限り多くの情報を正確に登録しておくことをお勧めします。
3.ランキング
ランキングから、商品を探すユーザーも多いでしょう。
ここには、直近の販売件数、売上が高ければ上位表示されます。
4.レコメンド
Amazonサイト内の至る所に張り巡らされているレコメンドからも、ユーザーはやってきます。
出品者側での対策はなかなか難しいところですが、商品ページに表示されている「よく一緒に購入されている商品」は、対策が可能です。
プロモーション管理の「購入割引設定」で「商品Aを購入すると、商品Bが1,000円割引」といった設定にすると、合わせ買いの可能性が高まります。
そうすると、商品Aの「よく一緒に購入される商品」に商品Bが表示されやすくなります。(逆もしかり)
例えば、シャンプーとトリートメントなど、合わせて購入する可能性が高い商品で実施するとより効果的でしょう。
5.メール
Amazonからユーザーに送られるメールを指します。
商品ページを見たが購入に至らなかったユーザーに、その商品に関するお知らせメールが送られます。
6.タイムセール
商品の割引が可能な場合、タイムセールは有効な集客手段です。
販売実績のある商品、または運が良ければ、タイムセール情報の案内メールに載ることもあります。
タイムセールの効果的な使い方については、こちらをご覧ください。
https://www.mongoroid.com/wp/blog/ec/amazon-seller_20171127.html
7.Amazon Advertising(広告)
Amazonには様々な広告が用意されています。
<参考>
https://www.mongoroid.com/wp/blog/ec/amazon-seller_20180205.html
https://www.mongoroid.com/wp/blog/ec/amazon-advertising_20181019.html
最も有名なのが、キーワードターゲティング広告のスポンサープロダクトです。
検索結果や商品ページに、自社商品を広告として表示できるCPC広告です。
Amazonでの集客・売上アップを狙うには、Amazon Advertisingは必須といえるでしょう。
8.検索エンジン
ここで指す検索エンジンとは、GoogleやYahoo!などの外部の検索エンジンのことです。
Amazon自体がSEOに強いため、外部の検索エンジンの検索結果に表示されることが多く、流入数も多いと考えられます。
9.Amazon ストア
最後に、自社ブランド専用の商品紹介ページを無料で作成できるサービスです。
商品詳細ページに表示されるブランド名のリンクなど、Amazon上の様々な場所からトラフィックを獲得でき、自社ブランドを効果的に見せることができます。
集客を増やすために最も必要なのは?
他にも、閲覧履歴、購入履歴、お気に入りなど、様々な集客経路があります。
今回は上記の9つの経路をご紹介しましたが、その中でもやはり一番大切なのは「商品検索(A9)対策」といえます。
ただ、そもそも集客ができていない状態だと、おそらく検索上位表示に最も影響するであろう「直近の販売数や売り上げ」が、ほとんどない状態だと思われます。
しかし、そんな状態でも上位に表示させるテクニックがあります。
ポイントは「直近」ということ。
つまり、一時的にでも販売数・売り上げを伸ばすことができれば、上位表示が可能というわけです。
それには、Amazon Advertising(広告)を活用する、タイムセールを実施するなど、ある程度の投資が必要になります。
さらに気を付けたいのは、「上位表示をキープできるか」ということです。
せっかく上位に表示され、多くのユーザーに見てもらう機会が増えても、商品ページが作りこまれていない・在庫切れ・そもそも競合と勝負できない商品の場合、無意味な投資になってしまう場合があります。
勝負をかけるときは、万全の体制を整えてから!ということを覚えておいてください。
おわりに
「この商品で勝負できるだろうか?」「どのくらいの投資が必要?」「どの広告を使えばいいの?」など、なかなか判断が難しいこともあると思います。
もしお困りごとがあれば、モンゴロイドのEC運営ソリューション「レンタル店長」にぜひご相談ください。
Amazon運営のプロがサポートいたします。
少しでも気になるという方は、こちらからお気軽にお問い合わせくださいませ。