こんにちは。
7月といえばお中元商戦のピークですが、手ごたえはいかがでしょうか?
近年では「ユーザーを早期に囲い込みたい」「早めに売り上げを立てたい」という思惑から、百貨店などのお中元・お歳暮商戦の開始がどんどん早まっており、ECにおいても同様の動きを見せています。
特にECの場合は配送対応があるため、物流をコントロールするためにも早めに受注を集めたいという事情もありますよね。
いつ商戦が始まり、トレンドが高まるのかをしっかり把握し、商機を逃さないように対策を立てていきましょう。
各ECモールが特集を公開し始める時期
モール名 | お中元(2019年) | お歳暮(2018年) |
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Amazon | 6月下旬 | 11月上旬 |
楽天市場 | 6月上旬 | 11月上旬 |
Yahoo!ショッピング | 6月中旬 | 11月上旬 |
参考までに、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングで、お中元・お歳暮の特集ページが公開された時期です。
東日本のシーズンよりおよそ1ヵ月前あたりに公開される傾向にあります。
トレンドの推移
次に、贈答品がネットショッピングで購入される時期を見てみましょう。
「e-Stat>家計消費状況調査>インターネットを利用した1世帯当たり1か月間の支出」より作図
贈答品(お中元・お歳暮、他の世帯へのお祝い品など)をネットショッピング利用で購入した金額
全体的にECで贈答品を購入する世帯が増えており、中でもお歳暮の伸びが顕著です。
また、2018年はお中元シーズンである6月頃から伸びているのが分かります。
検索ボリュームも、お中元は6月下旬頃、お歳暮は11月中旬頃から増えてきますので、早めに動き出す必要があるでしょう。
商機を逃さないために
では、お中元・お歳暮商戦に向けて、どんな対策が考えられるでしょうか?
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取扱商品の価格帯を見直す
- お中元・お歳暮それぞれに相場があり、商材によって異なります。
ユーザーに選んでもらいやすい価格帯の商品が揃っているかどうか、見直してみましょう。
また、競合商品の価格帯も意識しておく必要があります。 -
激戦が始まる前に囲い込もう
- トレンドが高まる時期は、ユーザーの関心が最も高いタイミングでもありますが、競合が多いため埋もれてしまいがちです。
盛り上がりの前から、ユーザーに存在を気づかせ、選択肢に入れてもらうよう働きかけることが大切です。
広告や早期特典などでプッシュするなどの対策も必要でしょう。 -
細やかな対応の準備
- お中元・お歳暮ともマナーがあり、贈る側が気を遣う部分が多くあります。
ユーザーによっては、のしの掛け方や表書きの変更を希望されることもあるでしょう。
ほかにも「荷物を追跡できるか」「納品書を別送してもらえるか」など、贈る側が気にするポイントはどこか、洗い出しておきましょう。
そして社内のオペレーションを見直し、応えられることと難しいことを整理しておきます。
トラブルを避けるために、サイトにも丁寧に案内するとよいでしょう。 -
贈りたい・贈られて嬉しいと思わせる商品開発
- たとえば、普段自家用として売れている商品が、ギフト需要としても売れるかいうと、そうとは限らない場合があります。
ギフト商品としては、ただ商材を用意するだけでなく、パッケージや同封物にサプライズがあると、贈る側も楽しく、受け取る側も喜びが大きいです。
SNSが発展している今ならシェアされて、うまくいけば口コミ効果も期待できそうですよね。
こういった贈られた側がファンになってくれる工夫を考えてみましょう。
ほかにも、やるべきことはたくさんあります。
しっかり商機に乗るためにも、事前の見直しを行っていきましょう。
また、集客に力を入れるだけでなく、メールマガジンなど毎年の追客対策も怠らないようにしてくださいね。
お中元やお歳暮は、毎年必ず贈るもの。
毎年自分の店でギフトを選んでもらう(=ファンになってもらう)ということが非常に重要です。
まとめ
商機を逃さないためには、さまざまな対応が必要になります。
そうはいっても、日々の業務に追われる中で、検証や外部環境の調査を行うのはかなり大変なことです。
そんなときは、EC事業の課題抽出と改善のお手伝いをする「レンタル店長」に是非ご相談ください。
「今までと同じ対応を続けていたら、売上が伸び悩んできた」
「毎年のトレンドなどを踏まえてECモールの施策を相談したい」など、お困りごとがありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。